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易武正山七子餅・生茶・2010年 : 易武永聘号茶庄

 普洱茶は年を経るごとに価格は上昇していきます。そのため、これならばと思う茶厰の製品を決め、毎年新たに揃えていく方法を取ります。2005年くらいから勐海茶厰の製品の種類が異常に増え、また新規に設立された茶厰の製品も多く、商品の選定が非常にむつかしい状況になりました。

永聘号餅茶・生茶

 2010年に茶叶市場で、色々な茶厰の良さそうな餅茶を飲み比べてみていました。その中で一番気に入った餅茶が、この永聘號の易武正山・生茶です。これなら将来的にも育つ良い餅茶だと考え選びました。易武の喬木から晒青毛茶を作り、総てが手作りで伝統的な製法を守っている茶庄だと確信したからです。
 七枚入りの一筒、竹壳包みを見せてもらうと、このように6本のヒゴでしっかりと括り、こうした職人がまだ健在な茶荘なのだと感じました。勐海や下関などの大手メーカーは、餅茶は針金3本で括っていますし、沱茶などは紙袋に入れるパッケージになっていますから。

永聘号餅茶・生茶

永聘号餅茶・生茶

 包装紙をはずし餅茶の表面をよく見ると、茶葉の裏側の白毫が観察できます

茶色

永聘号餅茶・生茶

 2010年4月18日製の春茶ですが、今飲んでも生茶のとげとげしさはなく、ほのかな苦味と馥郁とした美味しさを感じます。葉底を見ると、新芽あり1芯2葉がありといった状態です。


易武永聘號茶庄は、易武山中の素朴な工場で手作りしています

 ある日ネットで何かを検索していたら、なんと突然「永聘号茶庄」の画像に出合ってしまったのです。そのページは「茶旅」というサイトで、易武の山中の老茶樹を見たいと景洪からタクシーをチャーターして出かける話しです。
 この画像を当方のサイトに掲載したい旨のメールを出してみると、インドに滞在中の筆者から連絡が入り、帰国後にお会いでき得難い友人になってしまいました。こうして画像をご覧頂けることに、不思議なご縁を感じています。

易武山風景

▲ 乾季2月、朝10時半過ぎでも易武山は霧がたなびき、適度な湿度が茶樹を育みます.

工場内の風景

▲ 易武の街から離れた場所に工場はあり、摘んできた茶葉は陽に晒して晒青毛茶になります.

工場内の風景

▲ 晒青毛茶を計量して容器に入れ、蒸気釜の上で15〜20秒ほど蒸気にあてます.

工場内の風景

▲ 蒸された茶葉を布ごと容器から外し、くるくると回しながら餅の形にします.

工場内の風景

▲ 布袋で餅形にしたら「石磨」という石を乗せ、上に乗って腰をひねりながら回します.

工場内の風景

▲ 餅茶の形に仕上がったら布から取り出し、陽に当てて乾燥させます.

工場内の風景

▲ 自茶荘の包装紙に包んだ餅茶を7枚1組にして、竹壳でくるんで七子餅茶の出来上がり.
  こうした小さな茶庄でも、伝統的製法で他に沱茶など幾種類かの製品を作っています.

易武周辺地図



  ◎易武正山七子餅・2011年:永聘號は、2012年3月に入荷します。ご予約受付中